愛染明王

石川県加賀市片山津温泉 愛染寺様よりご依頼頂きました、オーダーメイドの作品です。
お寺の屋外壁面に愛染明王の立体オブジェを作成されるにあたり、原画を担当させて頂きました。

題名
愛染明王
解説
愛染明王様の表情は、住職にお話を伺い、親が愛を持って子どもを叱る時(子どもの身が危険な時など)をイメージして描かせて頂きました。日輪は煩悩を焼き尽くす太陽の燃え盛る炎、獅子頭は『強さの象徴』をイメージしています。蓮の花びらは1枚につき、1日かかりました。こちらの絵で一番苦労した部分になります。2021年作。(愛染寺蔵)
用紙
キャンバス
画材
アクリル
サイズ
1000㎜ × 1000㎜
愛染明王について
その恐ろしいお姿で、煩悩〈愛欲・欲望・執着〉を、菩提心(悟りの境地)にまで導き、 欲望で身を滅ぼさないように守って下さる力を持つ仏様です。 縁結び・安産にご利益があり染め屋(紺屋)の守り神でもあります。 片山津温泉、愛染寺様の護摩堂(平成13年完成)のご本尊です。 一面三体で身体が赤色であり、その身を五色の華鬘で荘厳する点は、 三つの眼は法身と般若と解脱を意味し、世俗面においては仁愛と知恵と勇気の三つの徳を表します。 身体が赤く輝いているのは、愛染明王様の大愛と大慈悲とがその身体からあふれ出ていることを意味し、 五色の華鬘でその身を荘厳するのは、 五智如来の持つ大悲の徳を愛染明王様もまたその身に兼ね備えていることを意味し、 両耳の横から伸びる天帯は、真理の教えを聞くことを表しています。

全ての人々を諸々の苦悩から救うために行なったといわれる12の御誓願

 

作品に関するご質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

後日完成した、壁面オブジェがこちらです。

壁面オブジェを作成されたのは、アイアン(鉄)作家の渡辺薫さん、

喚鐘 塗りを手がけられたのは、山谷漆器工場さん、

取り付け等、冗談を交えながら笑顔も運んでくださった夢工場さん

愛染明王壁面オブジェ作成のバトンに、参加させて頂き、大変光栄でした!

ありがとうございました。

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